独立・起業のきっかけ
10年間ともに働いてきた仲間と独立を決意。経験を活かせる配食ビジネスで新たな人生をスタート。
前職ではお花や食品を個人宅を中心に宅配する会社で、営業や配達、仕入や企画などをそれぞれ担当していました。今まで経験を活かせて、かつ数名で始められたらということを前提にビジネスを探し始めました。
その中で見つけたのが、この配食ビジネスです。
経験を活かせますし、高齢者化社会に将来性もあり、開業費用も比較的低くて手の届くビジネスだったということが理由でした。 配食ビジネスに興味を持ち始めてから、新年会で話をしていた数名で他社のFCでしたが大阪での説明会に参加してみることにしました。配食ビジネスのイメージも湧きましたし、おもしろそうだなと思い、やってみたいという気持ちに変わりました。そのときに一緒にやってみようかとなったのが私と隣にいる田合でした。
本部の方々はちょうど同世代位の方々だったので一緒に頑張っていこうという気持ちにもなれました。
また、担当のSVさんはとても親しみやすい方です。開業当初は不安だらけだったのですが、そのSVさん自身も店長をされていた経験があり的確なアドバイスをいただけたことはとても助かりました。
独立前と、独立後の変化
新たな仲間の加入をきっかけに、エリアも拡大。絶対に失敗できないという気持ちで乗り越えてきました。
今振り返ってみると徐々に伸びてきていることがわかるのですが、前月より下回った月もあり、そのときは本当に不安でしたね。最初、まだ受注がない時なんかは、お弁当が余るんですよね・・・それを自分たちで食べている時はいつまで食べるのかなぁとか考えた時もありました(笑)
ただやはり私達には家族もいますし、初期投資もしていますし、絶対に失敗できないなという思いはありましたので、営業先を増やしたり、営業手法を工夫したり・・・やるしかないという気持で乗り越えてきました。
開業直後にHPを見た方がお問合わせをしてきてくださって、それがたまたま橿原市の隣の市に少し入ったところだったんですよ。ずいぶん悩んだのですが、その時は1件でも欲しかったので受けました。その方には今でもご利用いただいています。今では笑い話ですが、橿原市の受注がないのに、隣の市の配達があるなんてときもありました。
ただそこから徐々にケアマネージャーさんからお声掛けも増えて、それならばエリアを拡大しようかという話が出てきました。そのタイミングで、以前新年会で一緒に独立の話をしていた長澤が加わってくれるということになり、エリアの拡大を決意しました。開業してから半年くらいでしたかね・・・エリアを拡大した分だけ最初は非効率な配達をしていたこともあり、そこは苦労した点ですね。
フランチャイズという選択
現場の声を本部がカタチに。フランチャイズでも自由度が高いことが魅力。
これだけ豊富に高齢者向けのメニューを用意したり、食事制限に対応したりするのは、個人のお弁当屋さんではできないことだろうなとも思いましたね。
期間限定で新茶を提供したりするときもあって、そういったいろんなアイテムがあることは私たちにとってはありがたいことですね。お客様自身も自分では買いに行ったりできないから嬉しいと言っていただいて、そういった良いものを、スケールメリットを利用して安く提供してくれるところはすごく助かっています。
またグランフーズさんは加盟店の自由度も高くて、本部の提供するお米もあるのですが、実はうちの弁当に使っているお米は田合の故郷の両親や地元の方が作っているものなんです。
フランチャイズによっては規制が多いところもあるかも知れないのですが、グランフーズさんはその他の取扱い商品やサービスなど、自分たちで決められることの幅も広いので、そのあたりもやりやすさを感じています。もちろん一言許可を取る必要はありますけどね。
そのため、そこからは徐々に自分たちで身につけていくといいますか、やはり、自分で切り開いてやっていくという気持ちがないといけないと思いますね。
開業するときも、開業費用が必要最小限で収まるように、店舗の探し方や店内のレイアウト、備品の購入についても一緒に考えてくださったりもして、そういう姿勢も好印象でした。
今後の目標を教えてください
奈良県全域にエリアを拡大。複数店舗経営をしていきたいです。
一店舗から行ける距離は限られているので、店舗を増やして奈良県の主要なエリアは全部見て行きたいなと思います。ケアマネージャーさんたちはいくつかの市町村を掛け持ちで担当されているので、現在お世話になっている方のお客様でも対象外の人もいたりします。そのためエリアを広げて対応していけるようになりたいですね。配食だったらライフデリさんと言われるようにがんばっていきたいと思います。
あとは、お客様である高齢者さんは買い物の代行をヘルパーさんに頼んだりしているのですが、品目に制約があったり、他の生活援助の時間が削られるという問題もあるので、弁当の配達と一緒に提供できたらなと思ったりしますね。