独立・起業のきっかけは?
整体院を開業したが、
新しい事業の柱が欲しかった。
療院などに勤めたのちに、25歳で整体院をオープンしました。この仕事は腕一本で勝負できる。一方「何歳まで現場でやるのか」整体院のオーナーなら誰もが抱えるであろう課題が常に頭にありました。そんなことから、独立初期からアントレで情報収集をしていました。
そして、35歳を過ぎて現実的に将来が見えてくるなかで、目を付けたのがライフデリです。高齢者の配食は間違いなく今後ニーズが増えるだろうと思ったのと、整体院を続けながら、社会貢献性の高い仕事ができると考えました。さらに「エリア保護」「システムの充実」「安心の食材」など魅力が満載。「ここしかない」と説明会に行く時には8割がた加盟を決めていました。
独立・起業のプロセスは?
ニーズはあるから、
堅実にやればゆっくり伸びていく。
志布志という鹿児島の小さな町ですが、高齢者の人口調査をしていましたし、本部も大丈夫だと言ってくれたので不安はありませんでした。最初はとにかく営業に周り、1食1食積み上げていくような感じです。
3ヶ月目あたりで食数がグッと伸び始め「堅実にやれば大丈夫」と手ごたえがありましたね。その後も徐々に食数は伸びていきましたが、転換点となったのは市の指定配食が取れたこと。事前に市役所に話しを聴きに行って、他社がやっていないことや行政が解決して欲しいことを探りました。そこで見えてきたのが「土日にも配食して欲しい」というニーズ。そこを強みに指定配食を獲得し、開業1年の現在では月間6000食まで伸びました。
停電でいきなり電気が落ちてしまうことがありました。焦りましたね。幸いすぐに復旧したのですが、当時はどうしようかと右往左往しました(笑)。
仕事の魅力・やりがいは?
エリア制だからこそ、
地域密着で社会貢献ができる。
先日、ガソリン代節約のために電気バイクを導入しました。これがすごく便利なんです。細い道もスイスイ行けますから、周辺の配送はこれで伺います。すごく目立つのでいい宣伝にもなっていると思います。小学生なんかは手を振ってきますよ(笑)。
この事業は単に食事を配送するのではなく、高齢者であれば安否確認も担います。ご本人はもちろん、ご家族からも「いつもありがとう」と言っていただけるのは嬉しいですね。私の感覚だと月間3000食でも十分利益は取れる。積み上げ型だから軌道に乗れば、さらに安定していきます。「愛着のある地域に貢献をしていきたい」という方には最適な事業だと思います。
休みは週に1日。普段は整体院もやりながらあっちこっちに動き回る毎日です。リフレッシュは仕事終わりのバトミントン。チームを作って本格的にやっています。時間は自由なのでストレスはないですね。