独立・起業のきっかけは?
1度起業に失敗するも、
やはり、自分で事業をやりたい。
東京のレコードショップに勤めた後、自分でレコード販売のイーコマースを立ち上げました。イーコマースならどこでも事業ができますから、 結婚と同時に地元の宮崎に戻り、事業を続けていました。
そこまでは順調でよかったのですが、戦略もないままに店舗まで出してしまい、思うように経営できず事業を畳む決意をしました。 今思うと無謀でしたね(笑)。
その後、一度宮崎の企業でITや販促企画に携わりましたが、やはり独立への思いは消えず、3年で2度目の独立に踏み切りました。事業内容は前回と一転して訪問介護。両親の病気をきっかけに、 これから日本が直面する大きな課題の解決に興味を持ちました。
独立・起業のプロセスは?
介護と食事で地元地域の
シニアの方々を支える。
訪問介護はフランチャイズではなく、ノウハウを教えていただき自分で開業しました。3ヶ月間利用者様がいなかったので、毎月100万円の赤字。 苦しかったですね。
そんな時に出会ったのがグランフーズです。既存事業とのシナジーがあり、低資金ですぐにスタートできる事業を探しているところだったので、 最適な事業が見つかりました。
シニア市場において介護という人の面からのサポートと 宅配という食の面からのサポートができる2つの柱ができました。
開業当初は妻が頑張ってくれました。一人で受注から調理、配達も行ってくれ、そのかいあって加盟1年後から訪問介護と売上が逆転。 想定以上に伸びていき人も増やしていきました。
昔から事務所の場所は変わっていないのですが、食数が増えたことで洗い場と盛り付けの場所が別々になってしまいました。作業効率が良いのか、悪いのか自分でも分かりません(笑)。1万食を超えたら移転も視野にいれなければいけませんね。
仕事の魅力・やりがいは?
成長が続くマーケットで
どんどん事業を拡げていける。
現在は月間7500食。
レコードショップの経営経験やIT企業での販促経験がある自分からすると、「次に買っていただける大変さ」を知っているので、ストック型でリピートが続くライフデリのビジネスはとても魅力です。
訪問介護事業で既にケアマネさんとのパイプがあるのでそこから配食に繋がることも多いのですが、決して押し売りはしません。ケアマネさんは利用者様にとって最適なものを組み合わせるのが仕事なので、その視点に立って、「利用者様が食事の面で困ったら相談してください」というスタンスでお付き合いしています。
今後の目標は2つの事業で年商1億円。 そして訪問美容など領域をさらに拡大していきたいと考えています。
休みは自由ですが、2つの事業を見ているのでのんびりはしていられません。特にライフデリの方は全て目が届くわけではないので、スタッフさんに前日の出来事をノートに書いてもらい、毎朝5時から目を通して、ゆっくりと朝に考え事をしています。