配⾷サービスは安定したストックビジネス。売上はもちろん、採⽤⾯でもプラスに!

ライフデリ伊勢店(林 完治オーナー)
28歳で飲⾷店を開業し、14年後に店舗移転で現在の創作居酒屋をオープン。冠婚葬祭向けの弁当事業も始めるも、時間帯や季節で忙しさに波があることから、安定した新規事業を探し、2020年6⽉にライフデリを開業。

独立・起業のきっかけは?

スタッフが安⼼して働ける環境を⽬指し、
安定売上が⾒込める配⾷サービスに加盟。

28歳で飲⾷店を開業して32年経ちます。
夜の居酒屋だけだと働ける時間が限られるので、給与⾯で厳しいというスタッフの声もあり、数年前から2つ⽬の事業として宅配弁当も始めました。

事業は軌道に乗ったものの、冠婚葬祭や⾏事向けのお弁当のため季節によって⼤きな波があるのが悩みに。
また、急に⼤量の注⽂をいただいた時はスタッフに無理をしてもらうこともありました。

こうした繁閑の差が離職にもつながるため、スタッフがもっと安⼼して働ける環境を作りたいと考え、たどり着いたのが⾼齢者向けの配⾷サービスです。

元からある設備を使って低資⾦で始められ、安定した売上も⾒込めることから、3つ⽬の事業として始めることを決めました。

独立・起業のプロセスは?

完全調理済みの⾷材を盛り付けて配達。
介護の知識がなくても始めやすいのが魅⼒。

飲⾷の経験がありますが、介護の分野は素⼈。
栄養素を計算した⾷事を考えるのは難しいため、完全調理済みの⾷材が届くFCを選び、中でも売上優先ではなく「お客様第⼀」の考え⽅を⼤切にしているライフデリに加盟。

ずっと付き合っていく会社だからこそ、経営理念や企業⾵⼟が合うかどうかは重要です。
新規事業者として地域に参⼊しましたが、市の指定配⾷サービス業者にも認定され、市内の事業者で最も多い7500⾷にまで拡⼤しました。仕出し弁当や居酒屋のお客様からの依頼もあり、事業多⾓化の相乗効果も感じています。

⼤切にしているのは、ケアマネさんとの信頼関係。
サービス業の経験を活かし、こまめなお電話や報告書提出を徹底しています。

今だから笑える話
配⾷サービスの範囲を広げすぎて、
回れなくなり、利益も出ない状態に。

最初の頃は、希望されるお客様がいれば、配達の距離をあまり考えずにご依頼を受けてしまっていました。ところが実際に始めてみると、遠すぎて時間内に回れなかったり、利益がほとんど出なかったり…。できる限り届けたいという想いはあるものの、事業として継続していかなければならないので、今は届けられる範囲に絞って⾷数の拡⼤を⽬指しています。

仕事の魅力・やりがいは?

繁閑の波が少なく、売上が読みやすい事業。
採⽤や⼈件費の⾯でも⼤きなプラスに。

競合が多い飲⾷店は宣伝広告をする必要があり、売上が読みにくく、先の⾒えない怖さがありました。その点、配⾷サービスは事前にお客様と契約を結ぶため、営業や宣伝をしなくても毎⽇⼀定数が⾒込めて、先の売上も読みやすいストックビジネスです。

スタッフのシフトも組みやすいのも魅⼒で、飲⾷店と宅配弁当だけの時は
「今⽇はお客様が少ないから早めに上がって」
「急な注⽂が⼊ったら、今から来られない?」
とスタッフにお願いすることがありましたが、今は安定して働けるので、採⽤しやすくなり、離職率も⼤幅にダウン。

全体で30名強のスタッフをうまく配置しながら3事業を展開することで、⼈件費の⾯でも⼤きなプラスになっています。

私のON・OFF
毎⽇の愛⽝アンちゃんの散歩が趣味。
休みの⽇にはライフデリの他店舗⾒学へ。

ずっと仕事第⼀でしたが、息⼦と娘が会社に⼊ってからは毎週お休みを取れるようになりました。休⽇の過ごし⽅は、ライフデリの店舗巡り。本部に紹介してもらって、同じくらいの規模の店舗を⾒学させてもらっているのですが、オペレーションの⽅法や衛⽣⾯の⼯夫、サービス内容など、参考になることがたくさん!あとは仕事の合間に愛⽝の散歩に出るのが、毎⽇の楽しみです。