神奈川で開業、8年で年商1億円へ。飲食FC本部経験を持つ私がライフデリを選んだ理由。

ライフデリ川崎本店(辺見 孝・藍子オーナー)
工場勤務を経て、飲食業界に転職。キッチンや店長を経て、フランチャイズ事業の事業部長も経験。実家のある福島にUターンするも震災で再び神奈川に戻り、独立の夢を叶えることを決意。2013年3月にライフデリを開業。

独立・起業のきっかけは?

飲食業界でフランチャイズ責任者も経験。
そんな私がライフデリを選んだ理由。

飲食業界の経験が長く、店長だけでなく、30代でフランチャイズの事業部長も経験しました。当時から独立の夢を持ちつつも、朝から晩まで働く毎日で、ちょうど子供が産まれたタイミングもあって退職。

一度は地元福島で新たな生活を始めましたが、東日本大地震により再び妻の実家のある神奈川へ。「独立するなら今だ」と感じて検討を始めました。

本部側の経験もあるので、自分なりの目で判断して、ライフデリを選んだ理由は以下です。

  • 将来性のある介護業界
  • 配送時間が決まっているので、遅くとも18時には仕事が終わる
  • 当時から腎臓病など様々な方向けのメニューがあり、差別化できそう
  • 元FC加盟店の社長が作った加盟店想いのシステム

独立・起業のプロセスは?

加盟店の声で保冷バッグや商品も改善。
長くお付き合いしたいと思える本部です。

エリア保護など加盟店に寄り添った本部の考え方に惹かれて加盟しましたが、この8年間それをずっと感じています。私たち加盟店が声をあげると、すぐに改善に動いてくれる。

例えば以前の保冷バックは少し汚れやすいのが難点でしたが、みんなの意見で、より長持ちする丈夫なものに変わったり、商品の水分量を減らして送料や無駄をカットしたり。心から「長くお付き合いしたい」と思える本部なんです。

会費のみでロイヤリティがないのも嬉しいポイント。年商があがった今は、さらにそれを強く感じます。提供サービスも今は介護領域だけでなく、オフィス向けの「なないろ弁当」も始まり、お客様が広がっているのも加盟店としてはありがたい限りです。

今だから笑える話
運転が苦手な妻が配送中に事故!
スタッフを増やそうと決めました。

その日はどうしても人手が足りず、しかも保育園に預けられなかったため、子供を車に乗せて妻が配送へ。ところが、車が雨でスピンして壁にぶつかってしまったと電話が!顔が真っ青になりましたね。幸い妻も子供も無事でしたが、お弁当はグチャグチャに。すぐにお客様に謝罪の連絡をいれて、作り直したお弁当を再度配送。以来、スタッフの人数を増やし、妻は配送業務から離れました。

仕事の魅力・やりがいは?

8年目には年商1億円、スタッフ15名に拡大。
秘訣はお客様を大切にコツコツ続けること。

今では売上もスタッフの数も増えましたが、最初から決して順調なわけではありませんでした。ケアマネさんへの営業活動をして開店日を迎えたものの、初日の売上はゼロ…。さすがに焦りましたね。

とはいえ落ち込んでもしょうがないので、そこから1日1件は何かしらの営業活動をすると決めて動いてきた結果、徐々に問い合わせが増加。目の前のお客様を大事にすることが次の紹介につながる。奉仕の心でコツコツと続けていく大切さを強く実感しています。

開業6年目には法人化し、対応エリアやお客様をさらに拡大。
お客様が元気でいてくれることも喜びですが、逆にお亡くなりになるまでお届けできた際も、それも配食サービスの意義だと感じています。

私のON・OFF
家族の時間を大切にするために始めた仕事。
週末はみんなで出かけるのがこだわり。

平日の朝は少し早いですが、昼に3時間ほど休憩をとって、遅くとも18時には終了。週末は妻が土日休み、私は土曜午後と日曜を休みにしています。開業当時からのスタッフもいて、任せられるのはありがたいですね。週末は近くの遊園地など、家族でどこかに出かけるのを楽しみにしています。最近、娘も大きくなってきて、そろそろ行ってくれなくなるかも?そしたら仕事を頑張ります(笑)