独立・起業のきっかけは?
経営とは縁遠い私が決断できたのは、
社長の人柄×社会貢献性です。
「私でも出来る仕事は何か」
「社会貢献度の高い事業は何か」
そんな視点から様々な事業を比較してたどり着いたのがグランフーズです。自分が出来そうな仕事としてお弁当屋さんなども考えましたが、個人的には社会貢献度という点で迷う部分があり、考え直して高齢者配食の事業に絞りました。
特にシニア向けビジネスの経験もなく、経営とは縁遠い生活をしていた私が決断できたのは、小川社長の誠実な人柄と社会貢献性です。
漠然とした不安はありましたが「フランチャイズという出来上がったビジネスモデルで、社会貢献度の高い事業なら、頑張ったら絶対に身になる」そんな覚悟ができたんです。
独立・起業のプロセスは?
業界の構造的な問題も見え、
私たちが重要な役割を担える事が分かった。
開業後、まずは信頼作りからです。
営業というよりも最初は業界を知ろうと思い、ケアマネさんの困りごとを聞いて回りました。すると、「ケアマネさんがやりたいけどできない事」が浮き彫りになり業界の構造的な問題も見えてくるようになりました。
そこで私たちが単に食事を配達するだけではない「見守り」「食事の管理」などの重要な役割が担えることに気づき、ケアマネさんの困りごとを解決するつもりで「こんな事ができます」と解決策を提示するように取り組みました。
大阪市の指定配食にも認定された今では、行政の福祉課の方ともやり取りするようになり「シニアの方をどうやって支えていくか」という視点で様々なことを考えています。
開業当初は自転車で配達していたのですが、食数が増えるにつれて、さすがに非効率になり、バイクで配達することにしました。しかし、免許は持っていたのですが、バイクは初めて。まずバイクに乗れるようにしっかり練習してから、配達に出ました(笑)
仕事の魅力・やりがいは?
配達した分、売上が上がった分、
それが、社会貢献になっている。
開業1年は人材面でも苦戦。
悩みましたが、魔法の杖のような方法はなく、やはり理念の徹底・浸透を図ることで徐々に変わっていきました。1日の最後にその日の振り返りと理念の復唱。挨拶や清潔感などの徹底で「みなさんが宣伝でブランドなんです」と繰り返し伝えていました。
派手さはありませんが、地道な取り組みによって、開業から約3年で月間6500食、月商400万円を達成するまでに成長。今後は1万食に向かって気を抜かずに積み上げていきたいと思います。
これまで壁はいくつもありましたが、支えになっていたのは「社会貢献」です。配達した分、売上が上がった分、社会貢献になっている。
ありがとうがもらえる。だから全力で取り組めるんです!
完全に休む日は日曜日ですが、今は自由な時間がだいぶ増えました。趣味は仕事という感じで、高校生の子どもと世界情勢の話もしますよ。最近少し体を動かそうと思い先日は大阪城を一周、約8km歩きました。結構きつかったですね。時間に余裕が出来たからこそ、積極的に新しいことを始めたいです。