独立・起業のきっかけは?
ゼロから起業するにはリスクが高い
ライフデリなら個人で低資金で独立できる。
私が本気で独立を考え出したのは37歳の時です。
日用品の営業職に就いていたのですが、自分で何かやる道はないか模索し、フランチャイズという独立方法にたどり着きました。0から起業するのは自分には向いてないと思ったので、やるべきことが明確にクリアになっているフランチャイズなら成功確度が高いと思ったんです。
「個人で、さらに低資金で」となるとお掃除、お弁当、マッサージなどある程度業種が絞られます。私が最も重視したのが「長く続けられる仕事」です。
高齢者宅配なら最初は自分が現場に入り、積上型で安定させることができれば、人を育てることで徐々に自由になる時間が増えていくと考えました。
独立・起業のプロセスは?
加盟する前に自分で市場調査
確実に需要があることが分かった。
この市場は頭でニーズがありそうだと思っていましたが、これまで関わることはありませんでした。そこで加盟する前に自分で施設に電話して「配食のニーズはありますか」と聞いて市場調査をし、需要があることが分かってから加盟を決めました。
加盟してから開業するまでに会社を辞めるタイミングなどがあり予定より伸びてしまったのですが、本部が快く待っていただき「加盟者側に立って考えてくれている」と感じ、ありがたかったです。
正直なところ、開業当初は慣れないケアマネさんへの挨拶周りも苦戦し、食数が少ない時は自分が必死に働きました。でも初期に土台が築けたからこそ、現在は食数が7000食まで増え、週休2日にすることができました。
以前、お弁当の代金を意図的に支払わない方がいました。困ってしまいましたが、なんとかケアマネさんが間に入ってくれて回収することができました。私たちと利用者様の間にケアマネさんがいてくれるのはとても心強いですね。
仕事の魅力・やりがいは?
積上型で確実に右肩上がりに伸びていく。
焦らず計画的に進めることをオススメします
開業から約4年で分かったのは「この事業は積上型で確実に右肩上がりに伸びていく」ということ。だから、来月も年末までもある程度の売上が既に見えているんです。
私がみなさんにお伝えしたいのは最初に土台を作れば、ものすごく安定する事業ということ。
ただ、ここが重要なのですが、食数増加に伴って設備や人への投資も必要になってきますので、焦らず計画的に進めることをオススメします。
今は人の繋がりが宝です。利用者様はもちろん、そのご家族、ケアマネさん、地域の福祉の方々など、会社員時代では築けなかったような幅広く深い繋がりが出来ています。今後はこの事業を土台に昔からずっと夢だった趣味を兼ねた事業も展開予定です!
今月からは週休2日にする予定で、趣味の藍染にも時間がさけます。これまで家族の時間も少なかったので家族の時間も増やさなければいけませんね(笑)。それでもやっぱりお店が気になって、休みの日も顔を出してしまうのですが・・・