独立・起業のきっかけは?
父の会社が傾き、
「それなら自分でやろう」と決意!
独立のきっかけはリーマンショックです。それまでは、父が経営していた会社を継ぐのがあたりまえだと思って働いていました。しかし、会社が傾き自分でなんとかしなければいけない。焦りましたね。とはいえ、会社に勤めるという視点はまったくなかったです(笑)。
そこから色々な市場を勉強してたどり着いたのが介護事業。これで起業しようと思いました。資格取得の為に学校に通いながら、会社の設立を準備。卒業とほぼ同時に営業をスタート。しかし、初月の売上はなんと3万円(笑)。
そこから粘り強くケアマネージャーさんとも信頼を築いて徐々に軌道に乗せ、居宅介護事業所もオープン。さらなる発展を目指してグランフーズに加盟したんです。
独立・起業のプロセスは?
商品に自信を持ち、
自由な経営ができると思った。
シニア向け配食の数社に話しを聞いて、店舗も見て周って、試食をした上でグランフーズを選びました。まず違ったのはスタンスです。ガツガツしていない姿勢に好感を持ちました。そしてお弁当の味。若いスタッフにも食べてもらって「とても美味しい」と好評だったので「商品に自信を持って、自由な経営ができるな」と思いました。
私達は介護事業も行っているので、その延長のような意識で望んでいます。スタッフの面接でも「ただの弁当屋ではないよ」と口を酸っぱくして言っています。お客様先でお弁当を2分温めるのですが、店長もその2分で利用者様の為に何ができるか、常にサービスと生産性を考えてくれています。
急激な利用者様の伸びと、発注していた食材のバランスが合わず、食材が足りない事態に!近隣のライフデリのオーナーに連絡するとクール便で送ってくれるとのことで、何とか間に合わせることができました。こんな時もフランチャイズだと横の繋がりがあるので安心ですね。
仕事の魅力・やりがいは?
市場を開拓している面白み。
今後がますます楽しみです。
2016年に京都で開業し現在は月間5000食。将来は1万5000食・年商1億円を目指しています。複利のような感じで加速度的に増えていきますので、あと4年も掛からないと思います。
介護事業をやっているからこそ感じるのは、配食が根付いてきたこと。だから私達も強引にオススメすることはしません。場合によっては他社の配食の提案さえも。外食でもなく、自分で作るでもなく、配食を使っていただく。今は市場を広げることが第一です。
グランフーズは社長自らITに詳しいので、ツールが充実しています。発注管理、シフト管理、食材管理、さらには加盟店の声を拾うシステムまで。運営しやすいツールで今後もさらなる店舗展開を見込んでいます。
私は人脈作りに注力しています。
幸い全ての事業で責任者が育ってくれ、安定しているので、私はそんなにパワーを掛けていません。今は新しいビジネスに向けて、人脈を作ることに時間を割いています。先日も昼間から会食でした(笑)。