独立・起業のきっかけは?
「お客様とずっと接していたい」
50歳を過ぎて好きな道で独立。
大手飲食に勤めた後に30代半ばで転職しました。転職先はいくつかの飲食店をフランチャイズ加盟して展開している企業で、最終的には役員を務めていました。私はとにかく現場が好きで常にお客様と接していたかったので、役員時代もお店に立って接客をしていたんです。やはり飲食業はお客様の笑顔が原点です。
しかし、徐々に経理などのバックオフィス業務を任されるようになり「そろそろ独立する時かな」と50を過ぎて本格的に自分の好きな道で生きていく方向を考えました。そして、独立情報を見る中でいくつか選択肢はありましたが、個人が低資金で開業できるものを探し「グランフーズは社長がブレない」という姿勢を感じ加盟しました。
独立・起業のプロセスは?
本部の教えの通りに
一歩一歩、地道に営業活動を続ける。
私の場合は両親の介護の関係もあり、時間に融通が利きやすい、喫茶店を先に始めました。事前に居酒屋の居抜きを借りて喫茶店をスタートしていたんです。
その後、すぐに平行してこの事業をスタートしたのですが、この事業が想定以上に伸びたので配食に絞って事業を行うことにし、1年後には1500食まで食数が伸びました。研修で本部から営業ノウハウを学び、1日1件しっかり回ったのが結果に繋がったと思います。
私は前職時代に長年フランチャイズ関連の事業を見てきて思うのですが、一番の成功への近道は本部の言うことを素直に実行することです。グランフーズはノウハウを丁寧に教えてくれます。それを焦らずサボらず実行していくのがカギです。
2年目あたりでしょうか。ある施設が閉鎖になってしまい、その親会社も倒産してしまうというアクシデントがありました。一気に1000食の注文が無くなってしまったので、ショックは大きかったですが、気持ちを切り替えて営業活動を行い、今の食数まで再度伸ばすことができました。
仕事の魅力・やりがいは?
お弁当を配っているだけではない。
高齢者の「見守り役」が原動力です。
現在は月間約3000食。今は人を入れて拡大を目指すのか、現状維持で楽しく仕事を続けるのか、判断をしていく転換期だと考えています。
ある時、配食に伺ったお宅で高齢者が家の中で倒れていたことがありました。私が第一発見者で、その方から「あなたのおかげで助かった」と言われて、それ以降ずっとお弁当を取っていただいています。その時ケアマネージャーさんから「お弁当を配っているだけの仕事ではないのよ」と言われ、私たちは高齢者の見守りの大役も担っていると、その意義の大きさに改めて気づかされました。ですから、拡大を目指すにしても現状維持にしても、仕事の意義をかみ締めて今後も配食をしていきたいと思っています。
夫婦で働いているので、私は休めていない状況です。
今まさに人を入れようかと考えているタイミングです。
人が増えれば時間の融通も利きますので、近いうちに妻と旅行に行きたいと思っています。